フィリピンに移住して8年。移住して気づいたこと、その本音をブログに纏めてみようと思う。

フィリピンの物価

フィリピン景色
フィリピンの物価に関しては、様々な意見があると思う。生き方、生活習慣が違うので致し方ない。安かろう悪かろうという意見もあるが、それは一握り。例えば、ブロックで建てた耐久性のない家、牛肉、米などは安かろう悪かろうの部類に入るだろう。

しかし、以前ブログでまとめた2015年のフィリピン物価を一覧にしてみた・日本との比較を見て頂ければ分かると思いますが同一メーカーで日本と同等の飲食商品はおおよそ日本の1/2です。

薬や電気代のように日本より高いものもあれば,散髪屋、マッサージ、ネール、衣類、肉類は日本の1/3以下で収まるものもある。物価は1/5といわれる方も見受けられますが現時点では為替の変動がない限りはあり得ません。

フィリピンよりの生活で子供がいなければ、生活費は日本の1/2。日本人感覚で暮らすとなると日本の2~3割節減出来る程度ではないでしょうか!子供の教育費は私立学費や交通費の固定費が1人につき日本円にして毎月12000円程度かかります。これが日本と比較して高いのか安いのかは判断しがたいが、少なくともフィリピンの物価水準からすればかなり高い割合を占めるといえる。
矢印小フィリピン(私立幼稚園・小学校)の年間教育費・学費・授業料はいくら!

矢印小1ヶ月の移住生活費シミュレーション(日本人感覚のA夫妻編)フィリピン

矢印小1ヶ月の移住生活費(奥さんがPINA編)シミュレーション フィリピン

矢印小フィリピンの物価水準を日本と比較

フィリピン人の性格

フィリピン人は明るい
スペインのラテン系の影響が強いのか、一般的に陽気でフレンドリー、そして人を喜ばすのが好きだといわれています。確かにそのような比人も日本に比べれば多い。しかし出身地によって性格の違いが大きいと感じる。例えばビコール地区のフィリピン人は、陽気というよりも非常におとなしくシャイナフィリピン人が多いという印象が強い。

ミンダナオの(ムスリム)フィリピン人は、宗教にも関係するだろう、怒らせるなともよくいわれた。

フィリピン人の思いついた性格や特徴、習慣を箇条書きにしてみた。

  1. 全体的には、基本的に自己中心的でプライドは高い傾向がある。自己中心的という意味には、自分の家族や親戚だけという意味も含まれる。
  2. 自分大好きなナルシシズム的フィリピン人も多い。
    矢印小フィリピン男性が喜ぶ言葉はポギ(pogi)とグアポ(gwapo)!
  3. 家族は非常に大切にして、愛情深く絆が強い。
  4. 年長者には尊敬の念をいだき大切にする。
  5. 親や年上の兄弟には反発ぜずに従う人が多い。
  6. 信仰深い。
  7. 何を聞いても『大丈夫だと!』いうフィリピン人が多い。フィリピン人の大丈夫と日本人の考える大丈夫の格差があるので誤解されやすい。例えば、『車の運転出来るのか?』と聞くと過去に一回でも運転したことがあれば『大丈夫だ!出来る』と答える。
  8. 基本的には優しい。助け合いの気持ちを持っている。例えば、自分の一人分の弁当を食べている時でも“食べるか?”と聞いてくる。食べるものは分かち合う精神が強い。
  9. 子供が大好き。日本人とは比べ物にならないくらい、他人の子供でも大切にする。自分の子供のように可愛がる光景もよく目にした。フィリピンでは、自分より下の兄弟の面倒をみる習慣がある。
  10. 時間に縛られた生活をしてないので気が長い。スーパーのレジにどれだけ人が並んでいても、文句をいうフィリピン人は今まで見たことない。
  11. フィリピンタイムといわれるものがある。日本人は、フィリピン人は時間にルーズという印象が強い。ルーズよりも時間に追われてないので自然とそうなるではないのかな。そして時間に遅れるにはもっと深い意味がある。逆に考えると日本人は時間に縛られて、窮屈な生活を強いられてるように思える。
    矢印小フィリピンに移住して分かった!フィリピンタイム!
  12. 地理が苦手で方向音痴が多い。まるっきり反対の方向を指差すこともしばしば
  13. 計算が苦手で計画性がないフィリピン人多い。
  14. パーソナルスペースが狭い・近い。日本人は、他人と距離を置くのでその感覚に慣れるまでは時間がかかる。ジープや電車でも、もうこれ以上座れないだろう思われる席でもお尻をすり寄せて入ってくる。それで文句もいう人もいない。
  15. 働き者も多いが怠け者も多い。生活に余裕があると怠け者になる。良く言えば現状の生活以上の欲がない。
  16. 人を偏見の目であまり見ない。
  17. 動物をいじめない追い払わない。日本のように野良猫や野良犬が人間を恐れてない。その為、道路のど真ん中で車が来ても退かないので困る時がある。
  18. カラオケは、自分の世界に入り込む!デパートでも恥じらいもなく定員がカラオケマシーンで歌っている。お客と交互に歌ってる光景も目にする。
  19. 歌が好き・踊りが好き・大人も子供もテンポの良い歌がかかると場所を問わず口ずさんだりリズムをとりだすフィリピン人が多い。
  20. 挨拶が出来ないフィリピン人は貧困層に多い。初対面の時に、それらで判断できる。大学まで卒業している人はやはり礼儀正しい。挨拶が出来る出来ないは、性格の良し悪しには関係しない。貧困層のフィリピン人は、中流以上の人と付き合いがないので礼儀作法がわからない。フィリピンではそれを恥ずかしいシャイだからと片付ける。
  21. 隙があるとその弱みにつけ込む人も多い。その為、言葉が話せないお人好し日本人は騙されることも多い。言葉は悪いが、お人好しで無知だと食い物にされる。権力や強者には弱く弱者は食われる弱肉強食社会だといえる。
  22. ゲップを人前でする。
  23. 悪気はないんだろうけども、舌打ちをするフィリピン人も多い。
  24. 挨拶は眉毛を上下に。




フィリピンの四季

フィリピンにも一応季節はあるが、年中暖かいので節目が分かりにくい。その為、季節感を感じられないのが残念である。一年経つのが速く感じるのは季節感がないから?とも思ったりする。

クリスマスの時期は、日中でも肌寒いと感じる日も多い。季節感を感じるとすれば、この時期のクリスマスかニューイヤーの日。どちらもフィリピンでは花火や爆竹なので盛大に祝うのでフィリピンではクリスマスが大きな節目かな感じる。

フィリピンの気候

湿度の関係だと思うが、フィリピンの暑さよりも日本の真夏の方が遥かに暑いと感じる。しかしマニラ近郊に3年住んだが、やはりマニラは暑い!それに比べ地方ではエアコンが必要だと感じる期間は1~2ヶ月程度の期間で、それ以外は扇風機で事足りる。日中と夜中の気温差が激しいので早朝は扇風機でも冷えすぎる。

家の構造もプロック・コンクリートで、日が指す場所には窓がない家が多い。その為、家の中は涼しくて過ごしやすい。しかし外にでると日差しはきつい。日本のように湿度の高いジットリした暑さではないので夏バテなどの経験もない。

台風の通り道なので年間いつくもの台風に晒される。大きな台風が直撃すると停電1周間は覚悟しないといけない。

雨季は6月~11月
乾季は12月~5月

水はけが悪い地域が多いので雨季にはあちらこちらで冠水や洪水が多発します。住むときにはそれも考えて悪い条件の時に調査することも重要。

フィリピンの衣食住

フィリピンの衣について

フィリピンと日本 衣料の値段と質の比較
年中、Tシャツと短パンで過ごせるので日本のように冬支度の衣装代がかからない。衣料品は丈夫で安い。日本の1/5から1/3で買える。
矢印小フィリピンの物価 服・衣料・衣類 日本と値段と質の比較

フィリピンの食について

フィリピン人は基本的には野菜嫌で、肉類を好んで食べる。和食のように美しい盛り付けなどで色彩で食を楽しむこともなく、おかずも茶系や黒系の食をそそらない色の食べ物が多い。日常で一般的に食卓に出る代表的なフィリピン料理を幾つかご紹介。

シニガン(鶏・豚・魚・エビなど)
シニガン豚シニガンさかなシニガンエビ






フィリピン特有の酸っぱみのあるスープに野菜と肉類で煮込んだスープです。スープをご飯にかけながら食べます。

アドボ(鶏・豚・牛・イカなど)
アドボ
醤油と酢で煮込んだ日本で煮付けにあたるアドボです。醤油がベースなどので日本人の口にあいます。

ニラガンバカ (牛スープ)
ニラガン
牛の骨付きとじゃがいやチンゲンサイで煮込んだ牛テールスープです。牛の場合はシニガンにしないでテールスープにします。日本人の口に合う食べ物です。

パンシット
パンシットビーフンパンシット







左がビーフンを使ったパンシット、右が太麺をつかったパンシットです。日本ですとやきそばにあたる食べ物です。カラマンシーを絞って食べます。日本人の口にも合うと思います。

揚げ物(鶏・豚・魚など)
さかなの油であげたもの
魚は写真のように頭が食べれるくらいまでカリカリに油で揚げます。魚は火で炙ることは少なくそのまま油で揚げる事が多い。体に良くないなといつも思うがフィリピン人はカリカリに揚げて食べるのが好き。
チキンフライ
特にチキンのフライドチキンはフィリピン人が大好きな食べ物です。ファーストフードのジョリビーのチキンは子供たちも大好きです。

その他はココナッツミルクを使った料理豚の血を煮詰めた料理などがあります。

フィリピンの住居

フィリピンコンドミニアム
住まいは日本の品質を保とうと思えば、日本の2割~3割安。日本人が住むなら5000ペソ~25000ペソぐらい。オーナーによって支払い方法は違う。日本人だと1年分一括で要求するされるケースも多い。私がフィリピンにはじめてマニラのコンドを借りた時は、一年分一括を要求された。その時はコンドの管理をしている不動産を通して契約をむすんだけども、不動産といえどもその社員は信用してはならない。

●●管理費だとかの名目で度々集金に来ていたがそれは真っ赤な嘘で社員が勝手に仕組んだものだった。その社員は、多くの住民を騙し逃亡して姿を眩ませた。ではいったい誰を信用したらいのか?フィリピンでは絶対に人任せではいけないということを念頭においていかなければなりません。最善の注意をはらい細かくチェックしていくしか回避方法はないので気をつけましょう。

その後フィリピン人と結婚して引越しをしたが、その時は3ヶ月分のデポジットを要求された。このデポジットは返還される。
矢印小フィリピンで家を買うor賃貸 どっちがベスト




フィリピンの治安

フィリピンの護送車
日本を基準に考えれば治安は決して良いとは言えません。しかしアメリカでもヨーロッパの先進国でも危険な地域は沢山あります。それらと比べてみてもフィリピンが突出して危ない国とは個人的には思わない。治安が悪いのは、都市部の一部の地域。日本人が数多く殺されるのでそんな悪い印象が根付いているのだと思う。そもそも、それらの犯罪は身内がらみや日本人が絡んでいるケースがほとんどで、治安の悪い地域に住んだり、夜中に1人で出歩いたりしなければ危険は回避できる。

危険なのはマニラ都市部の一部で(トンド・キャポ・デビソリア)地方の田舎では都市部に比べて危険度は薄い。

マニラの治安の悪い地域には、物乞いも多い。物乞いの数でその地の治安がわかるともいえる。初めてフィリピンに訪れた時にその数に圧倒された。フィリピン全土がこんな物乞いだらけなのかと思ったが、今住んでいる田舎では、年に数えるくらいしか物乞いにせがまれない。地方に行くほど人も良いし治安も良いと感じる。

田舎のフィリピン人は確かにお金はないけどもマニラの貧困層とは違い食い口はある。漁師町の田舎なら魚を貰ったり、農家なら果物や野菜をもらったりして最低限の生活は維持できているので切羽詰まった感じはない。

フィリピンのインターネットインフラ

フィリピンのインターネット事情
光回線は日本のように個人にまでは普及しておりません。ADSLの1M~5Mが一般的です。月額は1000ペソ~2500ペソです。フィリピンの大手通信会社は、PLDT・SMART・GLOBE・SUNなどが代表的な通信会社です。

PLDTは、日本ですとNTTにあたる通信会社ですが、サービスが悪く傲慢な面が見受けられる。但し通信設備は有線網を所有しているのでインターネット回線は安定している。
矢印小フィリピンのインターネット・インフラ事情

フィリピンに住居があるなら、5Mクラスの有線ADSLWi-Fiを屋内に引くと安定してストレスがない、日本のサイトやユーチューブの動画も見れる。Pocket WiFiやLETなどの従量パケット制のWi-Fiもあるが不安定なのであまりおすすめはしない。

フィリピンの交通手段

フィリピン人は、歩くのが嫌い!近場でも乗り物があれば利用しようとする。特に女性はその傾向が強い。その理由として日中は日に当たりがくないという理由も多く占める。多くのフィリピンの女性は、肌が焼けるのを嫌う。田舎だと馬車もある。汽車の線路を勝手に利用して汽車のこない時間帯にトロッコで運ぶ商売も存在する。

パジャック

人が数人乗れるように改造した自転車です。運賃は、私の田舎では近場で1人5ペソ(子供は無料)で人数と距離で運賃は割増になる。
フィリピンのパジャック自転車の乗り物

トライシクル

バイクにサイドカーを改造して人を乗れるようにした乗り物。運賃は地域によってもまちまちですが近場で1人8ペソ~10ペソ(席を占領しなければ子供無料)最高7人ぐらい乗れる。行き先は、ストリート名や知名度の高い場所や建物を伝える。トライシクル乗り場で乗ると運賃も高いし満席になるまで出発しない場合があるので、道路に行き来するトライシクルを捕まえた方が速い場合もある。
フィリピンの交通手段トライシクル

ジープ

フィリピンの大衆乗り合いタクシーです。フィリピン人がちょっとした距離がある時に使う交通手段です。ジープは、スリや引ったくりが多いので特に日本人は注意が必要です。行き先がフロントやドアにペンキで書いてますのでそれを見分けるのは少々大変です。近場で1人運賃8ペソ~・・・
フィリピンの大衆交通手段 ジープ

FX

タクシーとジープの中間にあたる乗り合いタクシー。タクシーよりも安くジープよりも運賃は高い。運賃は距離によってまちまちで、満席になるまで待たされる。30分以上待たされることも多い。バンで9人ぐらい乗せて走る。
フィリピンの乗り合いタクシー

タクシー

タクシーの初乗り40Pが2015年3月から10p値下げされ30Pになったらしい。

私の経験上、オンボロのタクシーには乗らないようにしている。サスペンションが壊れて乗り心地が悪い、エアコンが効かないのもあるけどもそれよりもドライバーの質が悪い。猛スピードで飛ばす、メーター使わない、乗ったあとに交渉してくるなど悪質なドライバーが多い。出来るだけ見栄えのいいタクシーに乗ることをお勧めする。タクシーの車体の質とドライバーの質は比例すると考えて良い。

フィリピンのタクシー車内のドア横には、白か黄色のペンキで名前と電話番号がかならず書かれてるので、乗車したらその番号を控えるか写メで撮っておくと何か問題があった時に対処出来るのでお勧めする。
フィリピンのタクシー

バス

日本の中古バスを改造したようなバスが多い。フィリピンではインフラが整備されてないので長距離はバスを使うフィリピン人が多い。マニラでは、ケソンのクバオが長距離バスの中継場所でもある。
フィリピン長距離バス

飛行機

フィリピン国内線はとにかく運転が荒い。滑走路が短いのか急発進・急停車・急旋回はあたりまえ。暴走飛行機に乗っている気分なので出来る限りは乗らないようにしている。
フィリピンの飛行機

フィリピンのビザ

フィリピンのビザ
フィリピンのビザの種類に関してはこちらが分かりやすい。
矢印小セブ島総合情報サイト セブポット フィリピンのビザの種類

フィリピンの運転免許証

フィリピンの運転免許
日本の免許証があれば、フィリピンのLTOで取得可能です。長期滞在であればIDになるので取得しておくことをオススメします。但し日本大使館で運転免許証翻訳の証明書を発行して貰う必要があります。日本で普通免許であれば自家用車とバイクが乗れます。バイクは、日本の原付き50CCの排気量はなくフィリピンに売られているバイクはそれ以上の排気量です。

かれこれ8年前に取得したので当初よりルールもかなり変わってると思うので、最新のブログではこちらが参考になるのでは・・・
矢印小ケソン市内のLTO本部で運転免許証を発行してもらうまでの最短ルート

自家用車の年間維持費

フィリピンの自動車
新車や中古は日本よりも割高です。日本ではお払い箱になるような車でも高値で取引されます。
日本のように数年に1回の車検というものはありません。年に一回LTOでガスチェック、ランプやウインカーなどの簡単なチェック、保険の加入をしなければなりません。
車のナンバーの末字がLTOでチェックを受ける月となります。

LTO 支払い
2,679ペソ
保険
800ペソ
排気ガス点検
450ペソ

これらが年間にかかる維持費です。排気量によって支払額はちがうと思います。支払いが終わるとナンバーに貼るステッカーとフロントに貼るステッカーを貰って貼ります。オリジナルのコピーと保険証書は必ず車に置いておくことが需要です。

バイクの年間維持費

フィリピンオートバイ
バイクも車と同じで年1回 LTOでガスチェック、ランプやウインカーなどの簡単なチェック、保険の加入をしなければなりません。

LTO 支払い
850ペソ
保険
800ペソ
排気ガス点検
450ペソ

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