絶対に感染したくない細菌性皮膚病 PIGSA について

フィリピンに長く住んで居られる方は、一度はこの皮膚感染症pigsaの経験が有るのではないかと思います。細菌性【ブドウ球菌】が傷口から感染して腫れるらしく、酷くなるとお餅のように大きく腫れ、そして触ると強い痛みを伴う細菌性の皮膚感染症です。

フィリピンでは、一般的な皮膚感染症でタガログでpigsaと呼ばれています。日本語にするとオデキの意味らしいですが、通常の日本で言われているオデキとは全く別物です。正式病名は調べてみました分かりません。フィリピンでは一般的にpigsaが通り名のようです。

pigsaの怖いのは、感染・伝染力が強いのと腫れが酷く嚢胞が出来て化膿し、触ると激痛が走るのが特徴です。そして腫れがカチカチになり治るまでに、日数が掛かる。日本ではこんなにカチカチの痛い出来物なんて経験したことがありません。最初に感染した時に、この病気は「一体なんだ!」ネットであれこれ調べてみたのですが、日本でこの病気に値する皮膚感染症が見当たらない。

類似するとすれば「とびひ」だろうと思うのですが、感染力が強いのは似てますが、強い痛みを伴うのが少し違うような気がする。こちらのブログでも同じようなことを書かれてます。
サイト>>未知との遭遇!?・・・ピグサ(PIGSA)

私がフィリピンに住んで経験した中で絶対にかかりたくない病気の一つです。pigsaにかかるくらいならまだインフルエンザの方がましかな!?・・・・^^; 一度感染すると蚊やアリに噛まれた傷でも感染する恐ろしい細菌性皮膚感染症です。

大人ならまだ対処する術を知ってますが、子供にかかると擦り傷や痒みで掻いた小さな傷からでも体外に伝染し始めます。最も怖いのが目に感染するので、目に入ると本当に危険です。以前、子供が目に伝染り腫れと痛みで目を開けることが出来なった経験がありますし、私も目に感染した時は、もう数週間大変な思いをしました。

腕や足でも酷くなると腫れ上がるのに、目に感染するともう最悪です。私が最も恐れているのがこの目に感染することです。






今回、フィリピンの義弟がpigsa感染。時計の擦れた傷から感染したようです。日に日に大きく腫れ上がって痛み止めのカプセルを飲まないといけないぐらいに痛みが激しくなったようです。

腫れが引きそうもないので病院に行くと、二日後に切開だとか。処方された薬は、Flucloxacillin【フルクロキサシリン】 1錠36Pを5日分です。

最初はちっちゃな中心に黄色い膿があるオデキが出来ます。ちょうど参考になる画像がありましたので掲載してみます。

フィリピンのオデキpigsa 初期

この状態の時に舐めてかかると酷くなる可能性があるので要注意です。特に小さなお子さんが居られる方は、この時点で適切な処置を施すことが懸命だと思います。家族にも常に両手をアルコールで消毒しておかないとトビヒして大変な事態になり兼ねません。酷くなると下記の図のように大きくなります。
フィリピン 細菌性皮膚感染症 大きなおできフィリピン 細菌性皮膚感染症 大きなおでき

このPIGSAに対する予防法を徹底してからは感染しなくなった。

私もこのPIGSAで幾度か辛い思いを経験したので細菌にかからない予防法を徹底した。油断していたら普通に貰ってくるので、これを実行してからはまだ一度も個人的には感染したことがないので箇条書きにしてみます。

・各部屋にアルコールを置く。
・外から帰ったら石鹸で手を洗う。
・爪を常に短くする。
・小さなキズでもイソジンなどの消毒剤を塗る。
・手で目を擦らないように気をつける。擦る時は、アルコール消毒必須!
・石鹸は、硫黄石鹸又はバクテリアガード系ソープを使う。Sulfur soap

フィリピンの細菌は何れも日本より強力なので油断大敵くれぐれもご注意下さい。

スポンサーリンク