日本からフィリピンへの郵送物で、理不尽な関税をかけられない。またそれらを回避するコツを、私の経験から綴ってみます。

フィリピンの関税表

フィリピンの関税局のHP 関税表>>http://www.tariffcommission.gov.ph/

物品一つ一つが非常に細かく分類されています。どれに該当するかは、フィリピン役人の見識に委ねられると思います。大まかな関税を知る目安はなるでしょう。

カメラに不本意な関税をかけられた 納得いかない経験1

日本で使っていた業務用のビデオカメラを、郵便局のEMSでフィリピンに送った。すると、品物は届かず一通の通知書が届いた。それを見るとマニラ空港の○○まで取りに来い!と書いてある。まじですか?近くに地方郵便局の中継局があるのになんでまた?そこまで車で1時間半かかるのよ!

しかし、ここで愚痴をいってもはじまらない!しぶしぶ車で指定された場所まで行くことにした。空港まで辿り着いたがその指定する場所が見当たらない。人に聞いても明確には答えてくれない。空港周りを右往左往しながらやっと指定の場所を探し当てた。そこは、空港からかなりかけ離れた場所にあった。

“地図くらい、気を利かせて書いて下さい!お願いします!”とヘトヘトになりながら、結局片道3時間の道のり。それから恐怖の地獄の待ち時間に突入する。結局、午前の部を終えて、午後の部に回された。食事もすませ、待っていると<数時間後にやっとお声がかかった。 郵送物まで移動させられ、目の前で箱を開封した。“これは関税がかかる!”と言ってきた。税金は仕方ないので“いくらなの?”と聞くとボスらしき女性のもとに連れて行かれボスはこう言った“関税12,500P”だという!ちょっと待って!これは新品ではないよ!もう数年前の中古だよ!・・・・と言いはっても“いやダメだ”と言い切る。 仕方なく財布の中身をチラチラと流し目で確認しながら、しぶしぶカツアゲ金を渡した。カツアゲされている気分に駆られるのは、私だけだろうか!結局1日仕事になってしまい、トラフィックにも巻き込まれ帰宅したらもうグッタリです。 関税は仕方ないにしても、どのような根拠で関税を算出しているかは、こちらには把握できない。というか、私もうかつだった!全く知識がない。他国に住んで人任せは命取りにもなりかねない。

次回から高額な製品を送る時は、事前に関税や製品の下調べを行い反論出来る知識を補って行こうと思った。すると場合によっては、ディスカウントしてくれるかもしれない。ディスカウント?役人にこの言葉は適切か?他に適切な言葉が見つかりません^^;

Video recording or reproducing apparatus,
whether or not incorporating a video tuner.
ビデオ記録または再生装置、ビデオチューナーを内蔵していない。この分類だと思うのですが、カメラ類は細かく分類されているので3%~5%一番高い関税でChapter 85のビデオカメラの項目で5%関税です。

業務用の少し大きいカメラでしたが、どう考えても12500pは取り過ぎでしょ!この関税からすると5%でも250,000Pのカメラになる!そんなにするか!高く見えたのかは知らないけども、よほど古く見えない限りは、中古も新品も変わりないですね。

なんで専用辞典の関税が3000P近くもするんだ

親戚の大学生に学習用の10000円ほどする英語で書かれた専用辞典を一冊、アマゾンで注文して上げた。ナショナルブックストアーにも問合せたが、フィリピンで手に入れるのは難しいらしい。それは、私の名前で注文して数日後に届いた。配達員から一枚のペーパーを手渡され見つめると、一瞬目を疑った。関税3000P近くの数字!が書いてある。このTAXを払ってくれと言っている。

すかさす配達員にこう言った、“ちょっと待って!あなたの国の学生が勉強するための本だよ!何でそれが関税3000Pなの?本は5000ペソだよ”と説明してもボス! ボス! ボス!ボス!ボスに聞かないと分からないと答える!何を言ってもBOS BOS ボスの連発!

温和な私でも、この時ばかりはさすがにキレた。“そのボスとは何だ?モンキーか!”と言って引き取らずに帰ってもらった。贅沢品だったら我慢して支払ってたでしょうが、今回だけはどうしても許せなかった。

そしてすぐさまアマゾンに連絡すると、さすが天下のアマゾンさんご丁寧にお詫びのメールをくれて、キャンセルまでしてくれた。カメラの件で苦い経験があるが、まさか学習本にまで及ぶとは予想もつかない・・・

郵便局以外の民間で送ると直接配達に来て、必要ならばその場で関税を請求するようです。




日本円で1500円で落札したメモリボ 関税800P

メモリボというコクヨの小さな携帯形の単語帳機器をオークションで1500円で落札した。それをフィリピンに送ったら今回も近くの郵便局からお呼び出しをくらった。前回カメラ騒動の時は、マニラ圏に住んでいたが、今はそこからかなり離れた田舎なので地方の郵便局からのお呼び出し。

近いので数分で着くけども、私が直接行くと同じ目に合いそうなので、近くの木陰にヒッソリと隠れて他人に行かせた。数分して戻ってくると800Pを支払えと言ってるらしい。木陰に隠れたのがバレたかな?悔しかったが、“もういい”払って来いと800Pを渡して穏便に済ませる選択肢を選んだ。

落札額より高いじゃないのよ!安くて小さくて、とても高級には見えない貧素な製品。またもや油断してた!携帯電話に見えたのか?まっ見えなくはないけども、ゲームボーイにはどう見ても見えないだろ!関税3%として逆算してみても製品価値26000円こんなオモチャみたいな機器がなに見えたのか?
2014-06-10_214822

きっと同僚とこの製品はなんだろう?と議論したに違いない!800Pも吹っかけて何に見えて関税算出したのか価格よりそっちの方がマジ気になります!
金額もそれほどでもないし、説明も面倒なので紳士的に喝上げされて帰って行った。でも気になるなー

理不尽な額を請求される共通点がわかった

他にもカード郵送紛失などありますが、別の機会にします。では、本題に入ります。このように理不尽な関税を請求される共通点があった。それを変更したらバッタリなくなった。

それは・・・日本人名の私の名前で送っていたからです。これを妻の旧名に変更したら・・・・もうお分かりですね!

先日も参考書を妻のフィリピン名で3冊まとめて郵送すると、わずか数十ペソでした。なんで何十倍も違うのよ?

可能なら日本人名で送らない。

郵便に関する使えるタガログ

フィリピン講師に習った郵便に関する使えるタガログ抜き出してみた。

郵便局はどこですか?
Nasaan ang post office?

Nasaan/saan どこ?場所を指します。英語のWhereです。英語のpost office(郵便局)でいいと思います。家族もこれを使ってます。タガログ師匠曰くあまり使われてないタガログ使うと、どこの田舎者だと思われるらしい!

荷物を日本に送りたい
Gust kong ipadala ang bagahe(baggage) ko sa Japan.

Gust kong(私がして欲しいこと)ipadala(運ぶの語根dalaにipaが付くと“させる してもらう”の意味なります。)baggage ko (私の荷物・田舎もんに思われたくなければbaggageお勧め^^;)sa Japan(日本まで saは“~まで” 田舎もんでよければ sa Haponでも)

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