フィリピンから日本に送金

php1
日本からフィリピンに送金する方法は、以前このブログでも紹介したことがある。今回はその反対、フィリピンから日本へ送金する際に掛かる手数料を有利にする方法についてです。

まず、最初に付け加えておきます。個人的に日本からフィリピンへの送金は頻繁にしますが、フィリピンから日本への送金はこれまで必要としたことがないので経験はありません。

『利用したこともないのに偉そうに書くな』で恐縮ですが、このブログ以外に海外送金に関してのサイトやブログも発信しているので、そこで得た知識の中で現在これが一番手数料が有利であろうと考えられる方法で説明してます。ここではデスク上での計算になりますので、そこはご理解下さい。

個人的に現在注目している海外送金方法は、P2P海外送金やビットコンを活用した方法なんですが、世界に比べると日本もまだまだでフィリピン・ペソ→円になると特に送金手段が限られてくる。

フィリピンの大手銀行から日本の銀行へ送金する(被仕向送金)の手数料の謎



フィリピンから日本へ送金するとなると普通思いつくのが『銀行からの送金』ですね。他に送金手段がなければ銀行でも致し方ないですが、銀行間送金になると綾ふやな手数料が多いんです。送金する際に表向きは安い手数料としても、受取時にも掛かる(被仕向送金手数料)がある。この手数料は、受取側では把握しにくいんです。

把握しにくい手数料は、為替上乗せ手数料、海外中継銀行手数料、海外受取銀行手数料です。

フィリピンの銀行と、日本の銀行でコルレス契約が交わされてなければ、コルレス契約している銀行が仲介に入ります。その時の手数料が中継銀行手数料です。これは送金者が支払う場合と受取側で差引かれる選択が送金前に可能です。受取手数料(被仕向送金手数料)は、概ね1,500円~4,000円差引かれます。その上、送金金額(0.05%~0.1%)(最低1,500円~2,500円)を差引かれる銀行もあります。

何度も繰り返しますが、中継手数料はまた別物で、コルレス契約がある銀行同士だと手数料は掛かりませんが、契約がなければ掛かります。日本なら銀行窓口で調べてもらえますが、フィリピンだと少し勝手が違いますからね。銀行の中には、被仕向送金手数料が0円の銀行もありますがごく一部の銀行です。新生銀行は、被仕向送金手数料が0円なので海外銀行から送金するなら利用価値があるでしょう。

この不透明な中継手数料や受取手数料は、全体手数料の多くを占めています。手数料を節約するには、為替レートも含め海外中継銀行手数料、海外受取銀行手数料を取り除くことをしなければなりません。

そんなことが可能なの?ですが、大丈夫です。海外中継銀行手数料、海外受取銀行手数料が発生せずに格安で送金できる方法があります。

その方法が可能になるのがこちらです。




マネーグラム(MoneyGram) を利用してフィリピンから日本へ格安な手数料で送金する方法

フィリピンのウエスタンユニオンは、知名度が高くてもマネーグラムを知っている人は、少ないのかもしれない。規模的にはウエスタンユニオンが上ですが、マネーグラムもその次を行く国際的送金ネットワークサービスを行なっている会社です。

そこで、どこがどう違うのか簡単に説明すると、ウエスタンユニオンは、日本での受取は店頭受取り(大黒屋など)。セブン銀行も提携があるが、日本からフィリピン向けた送金のみで海外からの被仕向送金は取り扱ってない。

その点マネーグラムは、日本の銀行口座で受け取れるのが大きな特徴。手数料もウエスタンユニオンに比べかなりお得。個人的にはウエスタンユニオンはあまりお勧めしない。

では、どのようにマネーグラムを利用して送金するのか!マネーグラムと日本で提携している資金移動業者を利用します。現在マネーグラムと提携している有名な会社を2社上げると、ソフトバンクグループのSBIレミットとenRemitです。あと何社かありますが、ここでは省きます。

私が日常的に利用しているSBIレミットの方が説明しやすいのでこちらで流れを説明。

フィリピンから日本に送金する必要なものと手順

SBIレミットに登録する。>>SBIレミット 登録先

↓

問題なく登録完了(ここで登録の流れは省きます。)
サイトから『出金用銀行口座の登録』を本人名義で登録します。

↓

フィリピンからマネーグラム取扱店で日本に送金する。>>フィリピン取扱店検索

フィリピンにはMoneyGramの取扱店は、至る所に有ります。銀行だとメトロバンク・BDOなども取扱店です。窓口でMoneyGramと申し出れば書類を貰えるはずです。その他SMやglobeでも取り扱ってます。

↓

MoneyGramの書類で重要なのが名前とReference Number(リファレンスナンバー)です。これを受取人(又はご自身)に伝えSBIレミットサイトにログイン後、受取の指示に従いこれらを間違えないように登録(名前・リファレンスナンバー)します。

↓

後は、送金が登録した口座に入金されるのを待つだけ。但し出金手数料がこの時差引かれます。

SBIレミット 出金手数料

マネーグラムの手数料はいくら

マネーグラムサイトから送金額別に手数料を出してみた。日本からのフィリピンに送金する手数料もいつも私が支払っている手数料と同じなので、フィリピンからの手数料もこれで間違えないと思います。こうして日本の手数料と比較してみると、フィリピンからの送金手数料は高いですね。日本だとSBIレミット手数料480円~1,500円です。

>>マネーグラム世界の手数料検索(英語)

10,000P 手数料650P
10000pの送金手数料

50,000P 手数料850P
50000pフィリピンから日本送金手数料

100,000P 手数料850P
100000pフィリピンから日本への送金手数料

400,000P 手数料1,200P
400000Pフィリピンから日本送金手数料

スポンサーリンク










フィリピンから日本へ送金 まとめ

日本側の銀行の受取手数料(被仕向送金手数料)が4,000円だとすると、既にこの時点でマネーグラムが有利と分かる。これに加え、フィリピンの銀行での基本手数料と海外中継手数料(手数料が必要かは、銀行間のコルレス契約による)がプラスされます。

マネーグラムは、独自のネットワークで中継銀行を介しませんから不明な手数料は一切かからず、手数料もシンプルでわかりやすい。

メガバンクの被仕向送金手数料がいくら掛かるのか参考に↓
>>東京三菱UFJ銀行銀行 外国送金を当行で受け取る場合の手数料


>>SBIレミット 申込み先(無料)